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2025/12/21 10:20
お昼寝布団に「縫い目(ハヌイ)」が入る理由について
当店のお昼寝布団・カバーをご覧いただき、ありがとうございます。
商品説明の中で
「途中に縫い目(ハヌイ)が入る場合があります」
という表記をご覧になり、
「不良では?」「なぜ縫い目があるの?」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
このページでは、
● なぜハヌイが入るのか
● それが品質に問題ない理由
を、分かりやすくご説明いたします。
■ ハヌイとは?
「ハヌイ」とは、生地を途中で縫い合わせた縫い目のことです。
当店では、特にキャラクター生地を使用した「お昼寝敷き布団とカバー」を同じ柄で仕立てる際、このハヌイが入ります。
■ なぜハヌイが入るのか?(理由)
キャラクター生地は、生地幅が約100cmあります。
一方、保育園指定のお昼寝敷き布団の多くは仕上がり幅が約70cm前後です。
通常の作り方ですと、
● カバー表
● カバー裏
● 布団表
● 布団裏
👉 合計4枚分の生地が必要になります。
● 当店の仕立て方法(ここが違います)
当店では、
● カバー表
● カバー裏
を裁断すると、
生地幅100cm − 使用幅70cm = 約30cm
の余り生地が必ず出ます。
この 余った生地を布団表側に組み合わせて使用することで、
👉 「敷き布団+カバー」を
生地3枚分で仕立てる
という方法を採っています。
その結果として、敷き布団の途中に縫い合わせ(ハヌイ)が入る場合があるのです。
※ハヌイの位置は、布団の裏面に入るので、寝心地などに影響はありません。

※幅71~75cmの場合は「敷き布団」「カバー」両方にハヌイが入ります。
※幅76cm以上の場合はこの方法が使えません。
■ ハヌイが入ることのメリット
この仕立て方法には、はっきりとしたメリットがあります。
① 生地を無駄にしない
キャラクター生地は高価なものが多く、無駄に裁断するとコストが大きくなります。
👉 必要以上に生地を使わない、環境にもお財布にもやさしい仕立てです。
② 仕立て代を抑えられる
もし4枚分の生地を使うと、その分、販売価格も上がってしまいます。
👉 ハヌイを入れることで、品質を保ったまま価格を抑えることができます。
■ 品質・耐久性に問題はありません
「縫い目があると、すぐ破れませんか?」
というご質問もよくいただきますが、ご安心ください。
● 職人が一枚一枚手作業で縫製
● 強度を考えた縫い代・縫製方法
● 実際に保育園で長年使用されている実績あり
👉 使用上・耐久性に問題はありません。
また、丸洗いによるほつれ等が起きにくいよう、しっかりと仕立てています。
■ まとめ
当店のお昼寝布団に入る「ハヌイ」は、
● 不良ではありません
● 品質を落とすものではありません
● 生地を無駄にせず、価格を抑えるための工夫です
「良いものを、できるだけ無理のない価格で」
という想いから生まれた、職人ならではの仕立て方法です。
ご不明な点がありましたら、ご注文前でもお気軽にご相談ください。